宿題

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2005年06月09日(木) 宝島6月号(1983)/高橋幸宏
あのぉ、ま、恥ずかしいんじゃないのかな、どっかでアイロニーに言わないと。
その分、パワーが弱まるところってあるんですけどね。
でも、僕たちは「ホンマにコレがサイコーや!」って信じられるタイプじゃないから。

結局アイロニーでごまかしていくとこってあるんですよね、
「所詮はオジサンだ。テリーファンキーズだ」ってね(笑)。
三人の中でも、教授がその意識に一番強く反感持ってるでしょうね。
それは多分、彼のピュアーなところだと思うんだけど、
割り切ろうとしてるのね、一生懸命。
で、見てると、時たま目が痛いほどそれを感じる時もあるし、
逆に、時たま気持ちいいほど割りきれてる時もあるんですね。
僕なんか屈折人間の固まりだから(笑)、全然平気なんですけど…でも、
どっかにわだかまりはあると思いますね。
ハハ。胃カイヨウは、もっとあたりまえの、プライベートなところからきてるの。
あの、肉体的な恐怖はと言うと、僕、20歳くらいで対人関係から
症状が身体に出て病気になって…。
細野さんは、もう完全に神経病ですね。
ま、そういうやっかいな若者だったから、今でもきっとどこかに残ってるでしょうね。
ひょっとするとこのまま死んじゃうんじゃないかしら、って、
それは死ぬのがコワいって意識とは違うんですけどね。
割とどこかでバランスとろうとしているかもしれないけど。
でも、やっぱりいざとなると「オジサン」は死ぬわけにはいかない!(笑)。


★宝島6月号(1983)/高橋幸宏★

マリ |MAIL






















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