宿題

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2004年01月13日(火) 笑っていいとも/タモリ×浅草キッド
水道橋「でもタモさんとも、ものすごい奇縁があるんですよ」

タモリ「これ不思議…1年前か?」

水道橋「ちょうど1年前なんですけど、1月10日に」

タモリ「1月10日か?あれ」

水道橋「1月10日なんですよ」

タモリ「うーん」

水道橋「あの夜中に携帯電話に電話あって『もしもし森田さんのお宅ですか?』」

玉袋「博士んちにね」

水道橋「ええ」

タモリ「うん」

水道橋「いやそれまあ、まちがえ電話だと思って『違います』」

タモリ「うん」

水道橋「『そちらは森田一義さんじゃないですか?』て言うんですよ」

タモリ「うん」

水道橋「これ完全にいたずら電話かな?と思って『そりゃ違いますよ』と」

タモリ「うん」

水道橋「『じゃぁあの森田一義さんことタモリさんをご存じですか?』て言うんですよ。

そりゃ知らない人はいないでしょ」

玉袋「これだけやってんだから」

水道橋「うん。『そりゃ日本中が知ってると思うんですけど』

『じゃぁその森田一義さんと連絡が取れないですか?』て言うんですよ」

タモリ「うん、ああそういう電話だったの?」

水道橋「そういう電話だったんですよ」

タモリ「うんうん」

水道橋「意味が分からないじゃないですか」

タモリ「意味が分かんない」

水道橋「『言ってることの意味が分からないんですけど』って言ったら

『私あの西麻布のレストランでコックをやってるんですが、

麻布の交差点の垣根に捨てられた財布を拾ったんですが、

その中身が森田一義さんの免許証が入ってるんです』と」

タモリ「俺ね、その日ベロベロに酔っぱらって」

玉袋「ベロベロ(笑)」

タモリ「銀座に、銀座で飲んでたのはね、1人で飲んでたのは覚えてんだよ」

水道橋「ええ、ええ」

タモリ「あまりにも酒が美味くて」

水道橋「うん」

タモリ「ああこの前行った、あのバーだ」

玉袋「ああこの間ありがとうございました」

水道橋「ええ」

タモリ「あれで飲んでベロベロになって、西麻布に行ったらしいんだけど」

水道橋「それも覚えてない?」

タモリ「全然覚えてないんだよ」

水道橋「もう財布落として困ってたのは困ってたんですよね」

タモリ「こっちにね、どういう訳か金は他にあった、ちょっと」

水道橋「ええ、ええ」

タモリ「財布落としたの覚えてないの。そのまま家に帰っちゃってるんだよね」

水道橋「でもね、財布にタモさんだからクレジットカードは何枚も入ってるし、

自宅の鍵まであるんですって『ですからさぞお困りでしょう』」

タモリ「だって免許証、全ての免許証全部入れてる」

水道橋「一級船舶とか入ってますからね」

タモリ「全部入ってるわけですよ」

水道橋「ええ」

タモリ「カードも入ってて、鍵も入ってて」

水道橋「うん。それで」

タモリ「それで朝『あれ〜!』と思ったんだよ」

水道橋「でも何で俺の所に電話掛かってくるのか不思議じゃないですか」

『何で俺の所電話掛かってくるんですか?』て言ったら、

その前にタモリ倶楽部で共演した時に」

タモリ「うん」

水道橋「たまたまタモさんにあの、ちょっと携帯の電話教えといてって言って、

走り書きでメモで書いたんですよ」

タモリ「そうそう書いた」

水道橋「それを渡してタモさんが財布の中に入れてて、それが唯一の手がかりだったの」

玉袋「あ〜」

タモリ「それで電話かかって来た」

水道橋「かかってきて『そうですか、でもこれはタモリさんもお困りでしょう』って事で。

でもタモさんの連絡先は知らないんですよ」

玉袋「知るわけないよ」

水道橋「ねえ」

タモリ「そうそうそう」

水道橋「それで色んな事務所に電話かけて、タモリさんのマネージャーさんにたどり着いて」

玉袋「うん」

水道橋「『今ほんとタモリは困ってたんです』と。もう3日間なくて」

タモリ「そう」

水道橋「とにかくこれ免許証取りに行くのに1日休まなきゃいけないんで」

タモリ「うんうん」

水道橋「どっか穴開けなきゃ行けないような事になると思ってたんです」

玉袋「そしたらこの「いいとも」の記録も」

水道橋「そうですよ」

玉袋「中切りになっちゃうわけですよね」

水道橋「そうそうそう」

玉袋「ええ」

水道橋「そういう事もあるのにあー見つかって良かった。

じゃあ今すぐその西麻布のレストラン行かれたんですよね?」

タモリ「行った行った行った」

水道橋「で、それを取り返して」

タモリ「うん」

水道橋「取り返してっておかしい」

タモリ「その人が取った訳じゃない」

水道橋「ええ。まあお礼して」

タモリ「うん」

水道橋「それでその2時間後にまた携帯電話が鳴って」

玉袋「博士のな」

水道橋「うん。『タモリです』と」

玉袋「来たよー」

水道橋「携帯電話にタモリさんから電話が鳴るんだから。『あ〜、

不思議な縁だねー君とは。何か運命なのかな?とにかく一度これはお礼をしたいから』」

玉袋「(笑)」

タモリ「うん」

水道橋「『家に食事に来てくれるかな?』と」

玉袋「かな?」

水道橋「そこで俺が『いいとも』と」

玉袋「リアルテレフォンショッキングなわけですよ」

水道橋「でもね、この話がひどいのは、その後1年間何もないんです」

水道橋「ようやくここで呼ばれたんだよ」


★笑っていいとも/タモリ×浅草キッド★

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