宿題

目次(最近)目次(一覧)pastnext

2003年11月22日(土) クドウカンソウブン/宮藤官九郎
「A」

「こんなのラブストーリーじゃない」という人もいるでしょう。

そんなの分かってるもん。

じゃあアナタは目の前でミッチーに

あんなプライベートダンス踊られて正気でいられるの?

僕はムリです。

キョンキョンに「行かないでくれる?」って言われて

それでも行くの?

僕は行きません。

だからこれは誰が何と言おうとラブストーリーなんです。


「B」

え?視聴率?

そんなの知らねえ。

ぜんぜん気になんねえ。

「多分みんなビデオに撮って見てるんだよ」

という慰めの言葉も正直「もう分かった」って感じです。

ビデオでもなんでも観てくれればいいや。


「C」

私が最もこだわった部分は

エモヤンの写真が現役時代の髭面であること。

あと井堀が赤羽に虐待されるシーンです


「D」

(中打ち上げで)なんかミッチーとか店長も酔っ払ってた。

磯山さんは寝てた。

キョンキョンはピョンピョンて呼ばれてた。


「E」

例えば磯山さんと僕の恋愛観もぜんぜん違うわけです。

ていうかオレには恋愛観がなかったんだけど。

今でも打ち合わせでポカンとしちゃうんです

1話は本当に難しかった。

1日悩んで3行しか書けない日もありました。

一応出来上がった台本は、そこそこ面白いんだけど

ベースがいないバンドみたいな

ダシが効いてないスープみたいな不安感がずっとあって。

でもそこに磯山さん土井さん片山さん坪井さん

役者さんそれぞれの恋愛観が加わって観る人の恋愛観も加わって

やっと「マンハッタンラブストーリー」なわけですね。

だからなんか、なんでしょうね。

もうないと思うけど、もしまた恋愛ドラマ書くとしても

みなさんの共感を得ようとして

最大公約数みたいなドラマ書く必要はないってことです。

逆にオレにしか分からないような

誰も共感出来ないようなことを書いても

他の誰かの手が加わって、ちゃんと伝わるものになるんですよ。


「F」

ぁ、そう言えば今日喫茶店で10話のプロット書いてたら

赤い眼鏡のおばさんがこんな話しをしてました

以下・抜粋です


「こないださあ、銀座であの子に会ったの、ほら、白い巨塔に出てる」

「唐沢?」

「違う、ほら、陰陽師にも出てる」

「伊藤英明?」

「そうそう伊藤くん、意外と背が高くて美男子だったわよ。
 
でさあ、私言ってあげたの『毎週見てるわよ』って。
 
『あの時間にやってる他のドラマより面白いわ』って」

「あー」

「伊藤くんも良かったわねえ、前にやってたホラ」

「変身しちゃうやつ」

「そうそう、なんつったけ、あのバカみたいなヤツ」

「魔法つかい?だれの魔法つかい?」

「そうそう、あれはダメよねえ」

「あー」

「ダメよあれは」


「H」

こんな楽しい仕事でお金もらっていいのだろうか。

お客さんはついて来てるのだろうか。

オレこそ自己満足じゃないのか。

いろいろ考えながら見ました。

ごめんなさい。

僕の周りでは異常に評判がいいこの番組。

特に女性ファンが急増しています。

その一部を公開します。


「毎週見てます、切なくて笑える素敵なドラマです」(母)

「夫と一緒に見ています、木曜日が待ちどおしい」(姉)

「ベッシーのダンスがとてもいいです」(姪)

「視聴率なんか気にしないで」(母)


★クドウカンソウブン/宮藤官九郎★



■「マンハッタン・ラブストーリー」のHPから。
木暮様のドラマとかまで。

マリ |MAIL






















My追加