宿題

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2003年10月06日(月) 生きる歓び/保坂和志
そして最後の赤身は指先にのせたというよりこすりつけた程度の破片を、

抵抗する子猫の口を無理にあけて中に押し込んだ。

中まで入ると子猫はそれを食べたというか飲み込んだ。

一度飲み込むと、味がわかったのか、それとも「食べる」ということを思い出したのか、

口に押しつけられる破片をつづけて食べた。


★生きる歓び/保坂和志★

マリ |MAIL






















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