宿題

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2003年09月26日(金) 「スペインの宇宙食」発刊記念イベント/菊地成孔
(ジャンクフードの話が好きなんですか?と聞かれて)

好きです。食べられないから。

アメリカの派手なお菓子とか、食べても吐いてしまったり、

身体が受け付けない。

アメリカが好きなんですよ。


(アメリカのどういうところが?)

大嫌いなんだよ、アメリカ(笑)。

この間行った時も、音楽が合わない、

食事が合わない、文化が合わないで、

帰りたくて帰りたくてたまらなかった。

全部最高なんですけどね。

今はいい思い出です(笑)。


(菊地さんの文章は本当か嘘かの裏付けが大変だったと言われて)

全部嘘にしてしまうと、それは全部本当なのと一緒だから、

半分半分にするのがいい。


ゴダールにイレブンPMを撮って欲しくて、

でもそれは無理だから、自分でそういうものをやってる。


自分にとってのアイドル作家はヘミングウェイと筒井康隆。


ゴダールを先生にしてるということは、

退屈で眠くなる部分がなくては駄目。

今回の本でも最後の小説はかなりそうできてると思うよ。


(でも菊地さんの書くものは退屈できないものになってるのでは、と言われて)

それはゴダール大学の生徒としては失格。

ゴダールって嫌いな人が多いじゃないですか。

あとはものすごく好きで、もう愛憎いりまじってるか。

僕の尊敬する中原昌也くんなんかはゴダール嫌いの最右翼ですけど、

彼のはもう、あれ好きなんだと思うな。

嫌うことでしか愛せないのがゴダール。


アムステルダムに行った時に俺の街だと思ったもん。

俺、治安が悪いとこに行くと良く眠れるの。

スイスの山奥とか行くと寝れないんだよな。


(岩澤さんに)今日のおまえはかわいいなぁ。


★「スペインの宇宙食」発刊記念イベント/菊地成孔★



■あと、一緒に話していた小学館の人の話も。

「神保町の三省堂では「世界事情」のコーナーに置かれてた」
「(各章にフランス語の題がついてますよね。
自分なりに訳してみたんですが、泣きそうになりましたよ(恥ずかしそうに)」

マリ |MAIL






















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