宿題

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2002年07月16日(火) 試供品無料進呈(6月17日)/清水ミチコ
夕方、ナンシー関さんの夢を見た。

ここんとこ、ちょっとしたことで泣けて泣けて状態だったんだけど、

生活があると、そうそうヒタることをさせてくれないから親切だ。

ホントに、そうなんだよ〜。

その夢の中では、死んだナンシーさんがすぐベッドの隣にいるんですね。

で、不思議なことに私は、いつものカンジで 「あんた本当に死んだんだねー」 なんて普通の口調で聞いてるんだ。

そしたら、 「うん。死ぬんだよー、人間て。自分でもびっくりした。」 なんて落ち着いたいつもの感じで言う。

「でも、パッ、と行けたのはいいワ。私、死に方は羨ましいなあ!って、あとから思ってたんだよ、

この感じ、車の中でヤノッチにも言ってたんだけど。あ、この話って、もしかして聞いてたでしょ?

死んでると生きてるヒトの言葉って聞こえるんじゃないの?」 と言ったら、

「うん。聞いてた。聞こえるんだよ。全部これが、だいたい聞こえちゃう。でも、ホント、アタシの死に方は良かったよ〜。

だって、まわりに心配いっさいかけなかったもん。サッ、て」

「だよねー。しかも苦しんでないしさー」と言ったら、

「えー、すごい痛かったんだよ。タクシーの中は。死ぬかと思った。って、実際死んでたんだけど」

なんて会話で、起きてからぼんやり、(もしかして、これはぜったい夢だったんだけれど、

ヒトに迷惑かけない[びっくりさせない、怖がらせない]形の幽霊だったんじゃないか?)

なあんて、しばらく寝たまま思っていた。

この会話、すごくリアリティがあって、本当に一方では、(なんだ、会えるんじゃないか)って気になってたんだ。

積極的な泣き(映画など)は気持ちいいんだけど、いきなりクッ、となってしまうのは、苦しいものだ。

だから、気を使ってくれたんだな、案外あの人そういうとこあるもんなー、なんて思ってしまった。


★試供品無料進呈(6月17日)/清水ミチコ★

マリ |MAIL






















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