宿題

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2001年12月23日(日) 詩人であること/長田弘
アンデルセンの物語の終えかたはいつも、そっけないほどに非情だ。

「では、これらの物語を聞いたわたしたちは何といえばいいのです?」

「これでおしまい!といえばいいのです」。

わたしに詩のありかを最初におしえてくれたのは、アンデルセンである。

この世界はもうすっかり詩にうたいつくされてしまっている。

何をいった僕は詩にうたいこんだらいいんだ?

嘆く青年に、占いおばあさんはいう。

なんのなんの詩のない時代なものかね。

溝のふちにのぼるんじゃ。街の通りがみえるだろう。雑踏がみえるだろう。

まっすぐゆきなさい!詩はそこにある。


★詩人であること/長田弘★

マリ |MAIL






















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