○プラシーヴォ○
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2002年10月14日(月) ワタシノタチバ

ハム男が職場に迎えに来てくれた


車に乗り込む

言葉少なな私達


「ムカエニコイッテ メイレイシナイデ」


ハム男の言葉で
怯えっぱなしの私

車に乗ると無口になってしまう


そうっとハム男の膝に手を置いても
それを握り返すでもなく
ハンドルを握りっぱなしのハム男

しかたなく
手をひっこめる


家について、
テレビを見る

完全に私に背を向けて
テレビに見入るハム男


「ねえ、今日会ってから
 一度も手を繋いでなくて
 一度もキスしてないよ」


心の中で呟く


フラリとハム男がベッドによじ登る


まただ


また焼酎にやられて
ハム男は先に寝てしまった


お風呂に入って
そろりとハム男の横に滑り込む



ハム男と出会って
私の特技がひとつ増えた


それは

完全に声を出さずに泣けること


ハム男と鼻を突き合わせながら
ハム男に気づかれずに泣けること


これでもう、
一ヶ月、セックスしてないよ

今日、一度もキスしてないよ



私は、


なにですか?


朝、いつも私はモゾモゾと起きだして
ハム男にいってらっしゃいを言う


だけど

今日はとても
言える気分では

なかった


がちゃ子 |偽写bbs

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