○プラシーヴォ○
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2002年09月15日(日) 足りない

携帯でセットしたアラームで目覚める

横で、ハム男はびくともせずに
すかすかと寝ている


朝ごはんを食べて、
もう一度ハム男に抱きつく


10分程、ハム男の肩に顔を押し当てて
思い切って起き上がる


化粧して、歯を磨いて
テレビを消す

ハム男がふと目を覚ます


「あ…行くの?」


「うん、行ってくる」


今日は、岐阜から2年ぶりに
友達が大阪へ来る

その子とUSJに行くのだ


待ち合わせの駅までは
電車を3つほど乗り継がなくてはいけない


「送ってやろうか」

という言葉を期待していたけれど
ついにハム男の口から出ることはなかった


『ムカエニコイッテ イワナイデ』

ハム男のセリフが心でざわめいて

「送って」

の一言が言えなかった




20時すぎ、食事を注文してる間、
そっとレストランを出て
ハム男に電話した


「あ〜、がちゃ子?
 今、オッサンとケースケと居酒屋で飲んでるんだ〜」


もうだめだ


この二人はハム男の家に泊まる
ハム男も飲んでるから
迎えには来てくれない


「ハム男の家に今から行こうと思ったんやけど…
 それじゃあ、無理やね」

「うん、無理やね
 じゃあね、またね」


ハム男はいそいそと電話を切りやがった


愛して
愛されているだけでいいなんて

かわいいこと言っちゃったけど



やっぱ足りない


もっともっと

親切にして欲しい


がちゃ子 |偽写bbs

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