○プラシーヴォ○
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2002年05月02日(木) まるで幸せそうですか

『とても幸せそうに手を繋いでいる恋人達だって
 本当は幸せだとは限らない』


私より幾らか若い女の子が
そんな事を唄っていた


それは、本当の事なんだと
今日、知りました


だって、今この瞬間
23時という立派な夜道を歩く男女


両手でしっかと彼女の手を握る彼氏が

『わざわざ電車で来てくれた彼女を
 友達が今から泊まりにくるということで
 追い返す男』

素直に手を握られて
時々笑って相槌を打つ彼女が

『仕事終わりで彼氏に会いに来たのに
 また電車にのって帰らなくてはいけない女』


だなんて



ねえ、誰か見ただけで分かる?




「怒らないでくれよ…
 ケースケは大事な後輩で
 もう高速に乗ってるっていうし…
 追い返せないだろ?」


といいつつ
彼女を電車で追い返すのね



「こんな状態で
 本当は帰したくないんだよ」


はいはい
ありがとう


駅の改札に近づいたとき
ケースケから電話


「…あ、ケースケ?
 うん、うん、あ、俺今
 ○○駅にいるんだ
 え?違うって、一人だって
 誰も一緒にいないって」



もうそれ以上
ハム男の側にはいられなくて
慌てて切符を買って、ホームに駆け上った



ハーイ、ドウゾ


というように
スルリとタイミング良く電車が入ってきた



電車の中で
もう私は
思考能力がなかった



私はいつも不安だった


連絡せずに彼の家に突然押しかけて
驚く彼の顔を見るのがすきだったけれど

『もしかしたら
 迷惑がられるんじゃないか』

といつもビクビクしながら
歩いていた


望まれなくて進む道は
なんて短く感じるんだろう


と思ってた


がちゃ子 |偽写bbs

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