○プラシーヴォ○
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2001年11月16日(金) それは秘密

20時30分

カスミちゃんの2次会の司会をする件で
打合せをするため、ファミレスに集合した

初めてカスミちゃんの旦那さんを見た
本当に優しそうな、23歳の青年

愛されているカスミちゃん

「がちゃ子ちゃんも、ハム男君とどうなの?
 今なら私の子と同級生にできるよ!
 産んじゃえ、産んじゃえ!」

あははは
そうだね、いっちょ頑張ってみようかしら

と私は
油の浮いたマカロニグラタンをつついて笑う

私が中絶したことを知っていたら
カスミちゃんは私に司会を頼んだかしら

結婚式に招待したかしら

中絶を決意した時、
私は唯一、youちゃんにだけ事実を話した

youちゃんは声をひそめて、
「他の子達には言わない方がいいよ
 みんな気をつかうだろうし、
 がちゃ子ちゃん自身のためにも…
 言わない方がいいと思う」
と、やんわりと私を押さえた

迷惑だったの?
知りたくもないことを
知ってしまって
迷惑だった?


がちゃ子 |偽写bbs

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