○プラシーヴォ○
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iモードと観光案内所を駆使して、 本日の宿がなんとか決定した。
本来なら、素泊まりでも一万円以上するらしいが、 現在改装中で、食事の用意が出来ず、 ホテルの設備も十分に稼動していないということで、
1人6千円で泊まれることになった!!
別に食事は外でするつもりだし、 雨風をしのげさえすればいいと思っていたので、 ラッキーだった。 ちょっと古い感じの大きな観光ホテル
目の前には 有名ホテルがそびえたっている
温泉があるらしく、早速入る。 脱衣所からもうすでにプンと硫黄の匂いがする。
こりゃあ、本気の温泉だなあ、と ウッキウキで入ると、やっぱりお湯がでているところには びっちりと湯の花が固まっていた。 入った途端、肌がつるつるの手触りになる。
しかも 人は私だけ(それはちょっと怖い)
本当は13種類のお風呂があるらしいのだが、 改装中で2種類のお風呂しかお湯が入っていなかった。 残念。
それでもとても広くて、とりあえずご満悦。
飯を食いにいくぞ〜!とハム男と外に出ようとすると、
フロントの人がパンフレットをくれた。
そこには、 夜の砂浜がオレンジ色の光でうめつくされている とても不思議な光景の写真があった。
「ああ、この浜知ってる。後で行く?」 「行きたい行きたい!」
魚介類の食事をたらふく食べてから、 浜へと向かう。
そこには、パンフレットと同じ光景があった。 ひんやりする砂を踏みながら、灯ろうの間を縫うように歩く。 願い事が張られている灯ろうもある。
部屋に戻ると、十畳近くある部屋に二人。 ガランとしてて、ちょっと怖い
そして 何故か部屋についているお風呂が 赤と青のタイルで埋めつくされていて シュールでキッチュで
超怖い
外から ホテルを眺めて、 私たちの部屋の隣が明かりが点いていて
「あ…泊まってるの俺たちだけじゃなかった…」
と死ぬほど嬉しかった
トイレにいこうと部屋を出て襖をしめると、
「閉めなくていい! なんならトイレのドアも開けとけ!」
・・・怖いの?ハム男。
浴衣も布団も四人分用意されていたので、 贅沢に布団を二枚重ねてフカフカにして眠る。 お揃いの浴衣。
「きっと、付き合い出したばっかりの頃に こうやって二人で旅行したら、 超ドキドキしただろうね〜 今夜・・・ついに結ばれちゃうのかしらん、とかさ!」
「そうだね、きっとがちゃ子もお風呂あがりに もう一回化粧したりするんだろうね」
・・・悪かったわね眉無しで。
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