あつ子の日記
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2006年08月07日(月) 逃亡者待ち人。

夕べまた、てん助が脱走しまして、
もういい加減慣れてきた私は、
探すこともせず、じっと部屋で奴の帰りをまっておりました。

雑誌読みながら、ふと網戸の向こうに目をやると、黒い影。
「あっ、お帰り!!ちゃんと帰って来れたね〜〜!!」

と、網戸を開けようとしたら、さっとまたどこかへ消えていく。。。

ちっ、思わせぶりな野郎だ!!


この時既に夜中の2時。



あいつが帰ってこないと私は眠れないのだろうか・・・
と思うと腹が立つ。

この日は
早起きして、表参道へお買い物。
午後は、ギターの考ちゃんとのリハで高尾へ・・・

31歳の体は疲れてた。
眠い。
帰りの電車では爆睡だった。
お休み2秒で夢の国へいけるはずだった。
その夢の国では、私は幸せな暮らしをしているはずなのに、
行けない・・・・
あいつが帰ってくるまで、私は現実の世界で細々と暮らさなくてはならない・・・
早く帰ってこい毛むくじゃら!!!


待ちくたびれた私は、扉もカーテンも締め切って、
電気を消して寝てしまおうと思った。
でも、てん助が帰って来た時、中に入れてくれないとがっかりし、
本当にどこかへ行ってしまったら・・・という不安が過ぎりやっぱり眠れない。。。
私はどこか、やっぱりあいつの母親なんだなぁ〜
って変な勘違いになりきる。

てん助がいないと思うと、やり残したこと等が浮かんでくる。
私はあいつに何も尽くしてあげられていなかった。。。

・実家の屋根に布団を引いて、一緒にお昼寝。
・手作りご飯をたらふく食べさせてあげる。
・手作りのおやつもたらふく食べさせてあげる。
・てん助に弟を作ってあげる。(猫or人間)
・てん助にパパを作ってあげる。(人間)

等など・・・




しばらくして、微かに聞えてくる小走りの足音。
近くにいるらしい。
行ったり来たり・・・・・・何をやっとるのか。。。

何度も何度も行ったり来たり。。。

私に「迎えに来い!!」とのメッセージか??

仕方がないので迎えに行く。

すると、ちょこんと座って私を待ってるてん助がいた。


捕まえようとしても、逃げることなく、私に体を預けたてん助。

無事に帰宅すると、とたんにバタンと倒れ、死んだように眠る。
まるで「あ〜〜〜〜〜疲れたぁ〜〜〜〜」って、
何事もなかったかのように・・・


その態度に頭に来た私は、
何寝とんじゃぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
と、今度こそちゃんとてん助に尽くしてあげなくては・・・
という先程の誓いもつかの間、寝てるてん助叩き起こし、
お仕置きシャンプーへ!!!!


塗れた毛でゴボウのように細くなったてん助に、ざまぁ〜みろっ!!!
と、私は漸く夢の国へ行けたのであります!!!
時刻は午前4時を回り、私は完璧寝不足!!!!!





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