 雷が鳴っている。 わーこわいよ! たのしいよ! わくわくするよー!
興奮!
犬は怖がって玄関の扉をひっかく。 あたしは怖いけれど、稲光が見たくて窓辺でじっと空を見る。 そしたら家族全員集まってきて、結局ベランダで雷鑑賞会が始まる。 横殴りの、バケツをひっくり返したような、という表現が似合いの雨の中、閃光がひらめくのを「おわー」だの「うえー」だの口をぽかんと開けてみている。
…あほ家族!
ああ、非日常非日常。 今日一日何もすることなく寝こけていたけれど、そんなことも忘れ去るほどの一大ショウが待っていた。
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