夏 色 南 風

  2009年03月22日(日)  死んでも守りたい


去年の秋、心がぐちゃぐちゃなときに言われた。


恋をたくさんして、そんなに真剣にならないで、
今はたくさん遊んだらいい、と。


それ、30過ぎたオレに言う言葉ですか!?


オレの数少ない経験だと
命懸けの生きるか死ぬかみたいな恋愛しかしてないので
言った人もオレが散りゆく様をすべて見ているから
そんなふうにあり得ないことを言わせてしまうのだろう。
ごめんなさい。
しかし、遊んでる場合じゃない。


失恋後に、新しい恋を見つけると、
もう好きな人はできないと思ってたのに
と言うのが世の常だけれど
わかっていても、オレは、今、
人を好きになることに臆病になっている。(いま、そんな相手はいないが)
かなり。
好きになり過ぎず、憧れで終わらせたい。
死んでも守りたいと思ってた人が、
ありがとう、とても嬉しいけど、私は違う人に守られます、と
オレの心の中からいなくなるから。


死んだら守れない。
死んでも守りたいとか言っちゃうオレはバカです。
でもそれくらい人を大切に想えるのに
その人には他に大切な人ができるんだな。
あなたは大丈夫でしょう、と。
あぁ、大丈夫さ、キミを守りたかったのに。


うまくいかないね。


自分が守りたい気持ちはおいといて
死んでも守ってもらいたいと思われる男にならないと。
オレの中で、最後の恋愛は終わったと思ってる。
たぶんこのまま一人なんだろうって漠然と考えてる。
でも何かの間違いで誰かを好きになってしまったとき
オレは守り守られる男になれるのだろうか。


聞いた話によると、人は毎日、決まった時間に泣くと
そのうち、気が狂うそうだ。
二十歳を過ぎてから心にずーっと不健康な生活をしてきた。
私生活がおかしくなっていくのは当たり前。
実際、あんまり自分の気持ちに素直になれず
泣くことはほとんどない。



涙は我慢するためにある。
でも涙を枯らしてはいけない。




今、ボクの手には何もない。

そんなボクが死んでも守りたい、と思える
何かを手に入れられるのはいつになるだろうか。



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