| 夏 色 南 風 |
| 2008年11月15日(土) 新しい命へのメッセージ |
| 病院で検査師をしている弟に会うと必ず言われる。 『兄ちゃん、末期がん患者みたいに痩せた』 試しに数年前の写真を見たら、オレ自身もギョッとした。 別人だったから。 一週間前、弟夫婦に子供が産まれた。 ボクはついに叔父になった。 離れて暮らしているせいか、赤ちゃんに会ったけどまだ実感が湧かない。 弟に嫁がいることすら実感が湧かないんだから。 弟夫婦はメロメロだ。 そして祖父母もまた同じだ。 だから冷静に考えることができる叔父から産まれてきた君にメッセージ。 言葉にしなかったのは君にはまだ理解できないから。 君に『ごめんなさい』と謝ったのは人間として一番基本となる、 『生まれた以上、死ぬまで生きるが、生き続ける事はない』悲しみにたいしてだ。 そして生きる辛さ悲しさ苦しさを味あわせなければいけないことにたいして。 憎む人と出会わなければならない。 求めるものが必ず手に入るわけではない。 人間と言う生物の生理に苦しまねばならない。 愛する人と別れなければならない。 その中で生きて行かなければならない。 年老いて行かねばならない。 病を得ることもある。 そしていつか必ず、君も死んで行かねばならない。 そんな生命として、あえて君は生まれた。 君が選んだわけではない。 どれひとつとっても、君の意志に反するものだろう。 どれひとつとっても、仕方のない事だろう。 それだけは諦めてくれ。 君の人生がどうなるのか、それはわからない。 君が作るのだから。 でもたったひとつ君には幸せな事がある。 それは可能性をまだ持ってるってことだ。 生きるのは楽しいぞ。 辛くて辛くて辛くて辛くてどうにもならない時もあるけど。 それでも、きっと、楽しいぞ。 |
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