夏 色 南 風

  2007年05月09日(水)  twinkle smile


今日は休日なので渋谷にいた。

井の頭通りを東急ハンズの手前で右に折れ、
スペイン坂に向かう坂道、パルコpart3の手前。
地下に降りるスペイン料理屋さんがある。

お店の前で一人の女性が笑顔をふりまきながら一生懸命チラシを配り
ランチの客寄せをしていた。
ホントにホントに一生懸命がんばってる。
つらいけど、体力も限界に近いけど、
最後の力を降りしぼって笑顔でがんばってる。
少なくともボクの目にはそう見えた。

がんばってる人が報われないなんておかしい。
『何もしない世渡りのうまい人』が良い思いをするなんて許せない。
ホントにそう思う。

彼女は誰ももらってくれないチラシを笑顔で必死に配り続けていた。
『せめてボクだけは・・・』と思いチラシだけでも受け取ろうと思った。
受け取った瞬間、彼女は『やっと一人もらってくれた!!』と言わんばかりにうれしそうな笑顔で『ありがとうございます!』と言った。
とてもとても素敵な笑顔だった。


今思えばあの笑顔にボクはやられたんだと思う。
間違いない。


少し歩いてからチラシを見たら意外と安い値段で
かなりボリュームのあるお得感たっぷりのメニュー。
そっかーそれならめったに食べないし、お昼はパエリアにしよう。
う〜ん、1時間前にパスタを食べたんだけど・・・
それは心の中に封印しよう(笑)

ホントは彼女のがんばりと笑顔をもう一度見たかった。
無反応に通り過ぎる人並みの中、
ボクだけでもそのがんばりに応えたかった。


お店の前に戻るとやはり一生懸命な彼女だった。

『まだランチ間に合います?』と聞くと、
ボクの持ってるチラシを見てうれしそうに笑顔で言った。
『すぐにご案内いたします!』


地下に降りる階段。
『今日は暑いですね〜』と彼女が言うので、『こんなに暑いのに外でチラシ配ってるから大変でしょう?』と聞いたら、気遣った事にうれしそうな笑顔で言った。『大丈夫です!』



店内は時折スペイン語が飛び交う。
応対してくれた店員さんはみんな感じの良い接客だった。

パスタを食べたあとのパエリアセット。
さすがにお腹はパンク状態になりました。

パエリア
フライドポテト
タパス
サラダ
香草チキン
アイスティー

苦しかったけど美味しかったよ。


お会計はチラシを配ってた彼女が担当してくれた。
オレがチラシを受け取って食べにきたのがよっぽどうれしかったのか、
他のお客さんには渡してなかったドリンクチケットをくれて、
『また来て下さい!』と笑顔で言ってくれた。

『ごちそうさま。美味しかったよ。また来ますね。』と言って店を出る。
ドアを出て一瞬振り返ると彼女が笑顔でこっちを見ていた。
そして会釈をする。


入る前から出たあとまで、こんなに気持ちよく食事したのは初めてだ。
一生懸命と笑顔。素敵だな。

明日からもめげずに笑顔でがんばってほしい。
元気をもらったからオレも明日がんばる。と思う。



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