夏 色 南 風

  2002年07月26日(金)  君のいた夏へ


仕事が再開して一週間。
暑くて濃い日々を送ってます。

そんな中、先日帰宅途中に懐かしい人に出会いました。

電車の中、座る事ができずにドアの前で立ったまま読書をしていると、
反対側のドアからずっとある女の子が見つめてるのです。
『なんだろ?』
気にせず本を読んでいたのですが、
5分くらい過ぎた頃に彼女は私に向かって歩いてきました。

『ん!?』と思い、顔をあげると、
にっこり微笑んだ彼女が一言、『お久しぶりです!』
一瞬誰だか思い出せずも、すぐに懐かしい記憶がよみがえりました。

昔、好きだった三つ年下のSちゃん。

突然の出来事で言葉がでなかった。
『やあ、久しぶり。 元気かい?』がせいいっぱいでした。
お互いの近況をやっとのことで話ながら、
苦渋の決断をした事を思い出した。

じつは大好きな彼女に告白しようか・・・すごく迷った。
しかしオレは地元を離れなければいけない。
彼女は仕事のことで恋愛どころではなさそう。
さんざん迷った挙げ句に、
彼女の事情を考え過ぎて告白をしなかった。
(相手の為なんて思い、告白する勇気がない事を言い訳をしてたのですね)

仲が良かったのでお互いの道に進んでも、
何度か電話でお話してました。
でも、オレの言動は彼女が気持ちに気づくのに十分だったかも知れない。
ある時の会話中に『あたしのこと好きですか?』って聞かれたんです。
もちろん『好きだ』っていう事ができなかった。
やっぱり勇気がなかったんだね。
無意識のうちに『君みたいな人が好きなんだよ!』って言ってたようだ。
一瞬、ハッとして、訂正しようとしたのだが・・・遅かった。
彼女は『そうですよね〜』と言いながら笑ってた。

ホントにオレはバカだ!!!
もう、どうしょうもないくらいバカです!!!

大好きな女の子にそこまで言わせといて・・・。

それ以降、彼女と会う事はありませんでした。
もちろん電話で話す事もなくなった。

その後、後日談を共通の友人から聞いた時、
男失格だと思いました。
『Sちゃんってジョンさんのこと好きだったんだよ、気づいてた?』


そう、こんな暑い夏に出逢い、その一年後の夏の出来事でした。



ひさしぶりに会った彼女には数年前に、彼氏が出来たそうです。
仕事も順調とのこと。
実はこのお話は、7年前のお話なんです。
つまり今回ばったり出くわすまでのあいだに、
オレにも、彼女にも、おなじ7年間と言う月日が流れていたわけで・・・

うまく言えないけど・・・オレ、7年間何をしてたんだろう?
すっかり幸せになってる彼女に、考えさせられてしまった。

どうぞ、お幸せにね!





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