安っぽいだけの無意味な泪で眼がこのまま流れていってしまえばいい。
めまいでぶれてぐらつく必要もなくなる。
ただ後ろ暗い望みしか夢と呼べない自分には、それが一番いいのかも知れない。
君によく甘えたこの指先はもうすでに、冷えてしまった。
なにものにも変わらないまま君であってほしいと今も思う。
下手に変わるくらいなら手にかけてしまいたくなる程に、君が好きだ。
暗闇に慣れた目先に映るは愛しいばかりの君の寝顔。
狡い僕は君に関しては余計に心を狭くする。
君の声が聴けずとも君の目が見れずとも。
君の髪を触れずとも君の熱を感ぜずとも。
このままねむってしまいたいと願う。