短編小説部屋...まどう ゆう

 

 

アイのコトバ。(振り/ハナタジ) - 2011年05月10日(火)

田島がピッチャーならカーブとか変化球を投げる事がない、ストレート勝負の豪速球投手。

それが時には大暴投になったりして、結局オレはいつも打ち返せないでいるんだ。


「花井、好き!」

田島の言葉にはいつも裏とかなく、素直に思った事や感じた瞬間に口にしているのだろう。

好意をまっすぐに伝えられても、同じ様に返す事は出来なくて…

「そうかよ」

と言い返すのが精一杯だった。


それでも田島は何度でもオレに想いを伝えてくる。

「花井、大好きだよ」

「…知ってる」

ぶっきらぼうに言い返したつもりだったのだが、田島はなぜか嬉しそうに笑った。

「なんだよ」

「花井ってツンデレだよね」

くふふと田島はふくれっ面になったオレを置き去りに何だかとても楽しそうだ。

「目は口程に物を言うだっけ?そんな感じ」

田島にしては難しい事を言い出したが、いつも自分は顔を赤くして照れていたりと実に分かりやすかったらしい。

「だけど、たまには花井にもちゃんと口にして欲しいかな?」

そうじゃないとツンツンになっちゃうよ〜と田島に笑われて少し考える。


もしかしたら田島はオレを打ち取りたいのではなくって、打ち返して欲しいと思っていたんじゃないだろうか?


「…オレも好きだよ」

ぼそりと呟くみたいに言った言葉はしっかりと田島に届いた様で、ぱあっと満面の笑顔になった。

「オレも、好きー!!」

思いっきり抱きつかれて、そして自分の方からも抱き締める。


たまにはちゃんと言葉で伝えないといけないんだなと思ったと後に田島に言うと、やっぱり花井はツンデレだと笑われた。

ツンデレよりもオレはお前のホームランバッターになりたいと言ったら、田島はどう答えるだろうか。


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何かバカップル的な話になりましたw

この調子で更新頑張りたいです…(笑)









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