憧れのヒト(カカシとイルカとヤマト) - 2007年10月09日(火) それはまだ二人がお互いの気持ちに気付いていなかった頃の話… イルカはナルトから修行をやると聞いていた事もあって、アカデミーが休み の時に差し入れを持って出かける事にした。 頑張っているナルトとそしてカカシの為に作ったおにぎりと良く冷えた緑茶。 きっと喜んで貰えるとイルカは足取りも軽く、修行場へと向かって行った。 ナルトから教えて貰っていた修行場はイルカが知っていた所であったのだ が、前に見た時とは様子が全く違っていた。 『…あんな所に滝なんてあったか?』 もしかしたらあの滝も修行の一環なのかも知れないと思った。 何処にいるかな?と辺りを見回してみると、休憩中なのか横になっている ナルトとその近くで本を呼んでいるカカシの姿があった。 「お、いたいた…」 声をかけようと思った時にカカシの隣に知らない人が座っている事に気が付 いた。 『…ナルトはカカシ先生と修行するって言ってたけど、二人きりって訳じゃ なかったんだな…』 自分も一緒に食べようと思っていっぱい作っては来たが、知らない人も一緒 にとなると少しばかり声をかけ難い。 どうしようかな?とイルカが考えていた時、突然隣から声をかけられる。 「イルカ先生、どーしたの?」 「カ、カカシ先生!」 かなり遠くにいたカカシが一瞬で自分の隣に来た事よりも自分が来ていた事 に気付かれていた事にイルカは驚いてしまった。 「…何か、大荷物ですね」 イルカが持っている荷物を見てカカシはそう言った。 「あ、あの、差し入れ持って来ました」 おにぎりなんですけど、遠慮がちに答えるイルカにカカシはにっこり笑う。 「ちょうどお腹すいたなって話してたんです」 皆で食べましょうとカカシに連れられてナルトの側へとイルカは行く。 カカシと一緒にいた彼もイルカが来ていた事に気付いていたらしく、ぺこり と挨拶してくれた。 「アカデミーのイルカ先生、彼はオレが休んでいた時に七班の隊長をして いたヤマトです」 初対面の二人をカカシはそうやって紹介した。 「うみのイルカです、よろしくお願いします」 「…よろしく」 ぺこりとイルカが頭を下げるとヤマトは言葉少なく挨拶を返した。 じっと見られている。何か気を触る様な事をしたのだろうか?とイルカは 思った。 寝ていたナルトを起して四人でイルカの差し入れを食べる事になった時も イルカはじっとヤマトに観察されている気がして落ち着かなかった。 ヤマトがかなりカカシに憧れているらしいとイルカが知るのはもう少し先と なる… ...
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