短編小説部屋...まどう ゆう

 

 

人恋しくて。(カカイル) - 2007年10月08日(月)

寒い季節になると独りでいるのが寂しく感じる時がある。

そんな時は一夜限りの付き合いで誰かと一緒に過ごす事もあった。

最近、親しくなって飲みに行ったりする様になったイルカに思わずカカシは
その話をしてしまった。

今夜は飲み過ぎてしまったのだろうか?

それとも何でも話せてしまう様な雰囲気を持っているイルカだったからだろ
うか?

しかし真面目そうなイルカにそんな事を話してしまったら良く思われない
だろうなとカカシは感じた。

「…別におかしい事じゃないと思いますけど」

話した後にしまったなと思ったのが顔に出ていたのかイルカはそう言う。

「誰にだって人が無性に恋しくなる時がありますよ」

オレもそうですよとイルカに言われ、カカシは何故か安心してしまった。

「イルカ先生にもそんな時があるんですか?」

「…時々ですけどね」

そんな時は同僚と飲みに行ったり、ナルトやサスケを誘って家で鍋を囲んだ
りしますけどとイルカは照れた様に笑う。

「あ、あの」

「なんですか?」

「今度、そういう時はオレを誘っていただけますか?」

カカシは真剣な表情でイルカにそう告げた。

どうしてそんな事を言ってしまったのか自分の気持ちが良く分からなかった
が、イルカが人恋しく感じた時は側にいたいと感じてしまったのだ。

「…良いんですか?」

「はい」

「ありがとうございます」

嬉しそうに微笑んだイルカを見てカカシはほわりと心が温かくなった気がし
た。


自分が今度、寂しくなった時はイルカが側にいてくれたら良いなとカカシは
そっと思うのだった。


...



 

 

 

 

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