短編小説部屋...まどう ゆう

 

 

大好きな貴方と一緒に(カカヤマ/カカ誕) - 2007年09月15日(土)

ヤマトはずっとカカシに聞きたい事があったのだが、中々言い出せずに
あっと言う間に時間が経ってしまっていた。

「あ、あの、先輩。15日は何か予定がありますか?」

やっとの思いで聞けた時はもう後、一週間でその日がきてしまう時期
だった。

「15日?あるけど?」

「そうですか…」

自分が早く言い出せなかったからいけないとは分かってはいたが、ヤマトは
落ち込まずにはいられない。

「それでどなたと約束をされてるのですか?」

「…約束というかその日は任務なんだけど?」

「任務なんですか??」

カカシらしいと思いつつもヤマトは脱力してしまった。

「バースデー休暇取られなかったのですね…」


綱手が火影になってから忍の福利厚生が見直された。

日頃、過酷な任務をこなしているのだから休養はちゃんと取ろうというのも
その一つだ。

記念日休暇というものがあって、申請すれば余程な事がない限りは取れる事
になっている。


「オレが取ると思う?」

「…思いません」

バースデー休暇を申請するカカシはあんまり想像出来ないものだった。

だけど、誕生日も任務というのがカカシらしいと思う反面、ヤマトは寂しく
感じてしまう。

「…15日、あいてたら誕生日のお祝いしてくれたの?」

「え?あ、はい…」

ずばりと言い当てられたヤマトは顔を真っ赤に染め上げる。

「でもそれは無理だったね、ヤマトもその日は任務だーよ」

にっこりカカシに微笑まれてヤマトはえ?という表情に変わる。

そんな任務はまだ聞いていない。

「急で悪いんだけど、オレのサポートに入って貰う事にしたからね」

だからその日はオレと一緒に任務だよとカカシは笑う。

「そ、そうなんですか??」

綱手に休みを申請していたのにもかかわらずに任務の予定を入れられたと
いう事は、すっかり自分の気持ちを読まれているとしか思えないとヤマトは
動揺する。

「よろしくね、テンゾウ」

「…今はヤマトです」

カカシにはやっぱり勝てないと思いつつ、任務でも誕生日当日は一緒に
過ごせると思うとヤマトは嬉しかった。


...



 

 

 

 

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