皆さん地震被害には遭われていないでしょうか。お見舞い申し上げます。
こんなこともあるんだと驚かされる、そんな今回の地震だ。東北の太平洋沿岸は壊滅状態。大津波の恐ろしさをまざまざと見せつけられる。11日午後の地震発生時、研究室でゼミ卒業生K君と話していた。東京から来て,いろいろと積もる話をしていた。そのとき、部屋が揺れた。「これは遠方で大きな地震が起こっているようだ」と話した。直感でわかった。その後の情報はご存じの通り。
K君は当然のことながら,東京へ戻ることもできず、彼の地元の広島へ,とりあえず戻ることになった。二人で情報を追いかけたが,そのときは何か大変なことが起こったようだ、と感じただけだが、その後の情報でただならぬことが起こったを知った次第。
地震後2日たっても,情報が十分把握できていないようだ。前代未聞だからやむを得ないのだろうが、何ともやりきれない。日本の仕組みは、どうやら危機対応には不向きのようだ。原発事故を見ていて思うのは、情報がうまく伝わっていないのではないかと思う。だから対策が後手に回るのではないかと思う。
日本経済に対する打撃は大きい。政治も対応してほしい。こんな時、政争をしている場合ではない。大連立救国内閣も視野に入れて,与野党協力すべきだと思う。政治家には現地へ行って貰いたい。自分の目で確かめて,対策を講じてほしい。まさに「現場、現物、現実」から出発すべきだろう。
マグニチュード9.0だったと情報が修正された。今回の地震は3回に分かれて連続して起こったと報じられている。まさに前代未聞だ。行政組織自身も現地では機能していないようだ。場合によっては役場ごと行方不明だというのだから、いかんともしがたい。こういうときは自衛隊が情報を把握し、これを行政に伝えるべきだろう。
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