最近,スティグリッツ「フリーフォール」(徳間書店)というのを読んでいる。つくづく,米国の近年までの「貪欲資本主義」の問題点について,考えさせられる。オバマ大統領の下でも,リーマン・ショックの後でも,米国の金融機関経営者の貪欲さは変わっていないようだ。他方で,米国の中でもスティグリッツのような経済学者がいることは救いである。最近のギリシャ危機,ユーロ下落,PIIGSへの危機の波及などを見ていると,まだまだ,問題が終わっていないことを実感させられる。日本を含め,資本主義各国が問題先送りを続けてきた,そのツケを払う必要に迫られつつある,ということだ。これからどうなっていくのか注目していきたい。
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