| 2010年01月25日(月) |
引きこもりの若者が日本社会を映す |
今朝の朝日新聞,G−6面でマイケル・ジーレンジガー「引きこもりの若者が日本社会を映す」が掲載されていた。日本の引きこもりの若者は,まさに日本社会を映す鏡だというわけだ。引きこもりの若者は,むしろ真面目で健全であるが故に,日本社会から受けいられないと感じて引きこもっているに過ぎないという。
「日本はまだ大人になりきれておらず,大人の責任を果たしていない」という。アメリカに従ったまま,外交などで自己主張をしてこなかった。自分で考えてこなかった。楽だけれども,冷戦終了後それが行き詰まっているのが,現代日本だという。アメリカから自立していない。引きこもりが親の庇護なしに生きていけないのと同様,「日本は米国の息の詰まるような抱擁なしには経済大国にはなれなかった。相互依存の鎖を断ち切るのは,難しい」という。
「でも,もし日本が本当に現在の危機に立ち向かうために自分で考え,独自に行動したいと思うのなら,前に進むための一貫した政策と効率的な制度を生み出すことを決意しなければならない」と結んでいる。かなり重要な指摘だ。あたっていると思う。米軍基地問題など根本から考えないと,解決しないだろう。少子化問題も同様だ。若者が子供を持ちたがらないから少子化が進む。若者における失業率や非正規労働の割合の高さは結婚,子育てを不可能にさえしている。根本を考えないと,日本の将来はない。
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