入院,一時帰宅で,メール・チェック。その他,ついつい仕事をこなす。どうやら,休めない性格のようだ。仕事中毒かもしれないけれど,われわれは,仕事を仕事とも思えない面もある。どんな小さな事でも,新しいことを一つでも発見できたら,それで満足感も得られる。そういう意味では,有り難い仕事だと思う。ただ,行政の仕事では,新しい発見が少ないので,ややフラストレーションがたまる。「転んでもただ起きない」気持ちでやっていると,こういう行政の中でも,これを人間のビヘイビアの特性を学ぶ機会にできないわけでもない。
ムロディナウによれば,人間は愚かしい判断をしがちだという。人間は何かをコントロールしていると感じたい,そうでないと落ち着かないようである。ところが人間の能力はそんなに良くできていない。そこに不調和が発生する(レナード・ムロディナウ著,田中三彦訳『たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する』ダイヤモンド社,2009年)。まさに,それを実感させる人間行動に出会う。自分の中にもそういう弊はある。人間の業(ごう)に思いを致さなければならないと思う。これも一つの発見かと思う。
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