前回,日本の農業活性化の必要について話したということを書いた。ちょうどその直後タイミング良く1月26日の日経朝刊「経済教室」に本間正義東京大学教授の「世界経済危機下の日本の農政改革」という論文が掲載されていた。これは日本国際フォーラムの政策提言「グローバル化の中での日本農業の総合戦略」(2009年1月)(http://www.jfir.or.jp/j/pr/pdf/31.pdf)の紹介である。
今更麦や大豆への政策誘導をしようというのではない。日本農業が比較優位である米の増産・輸出を視野に入れた提言である。全くその通りだと思う。日本のコシヒカリなど中国などで高値で取引されている。そういう強い農産物の生産力を高めるという現実的な提言である。そのためには減反政策を即時やめるべきだし,農地制度改革や税制の見直しが必要だという。農政の根本を変える必要があるという。その通りだと思う。
今や不況の最中,片方で派遣切りだ高齢者の再就職先確保だとか言われている。他方で農業では高齢化,人手不足が叫ばれている。きわめてアンバランスだ。その意味では今が改革のチャンスのはずだ。そして農業に経営的センスを持ち込むべきだ。そういう成功例がテレビでも時々紹介されている。やればできるはずだ。水田は環境にもやさしい。一石二鳥,三鳥だ。
|