singersong professor KMの日記

2008年10月12日(日) 金融危機

 サブプライムローン問題から始まった金融危機は今やとどまるところを知らず、株価暴落、そして来週あたりいったいどうなるのだろうと思わせられる。

 最近の動向の本質を知るのに最適の本を紹介しておきたい。竹森俊平「資本主義は嫌いですか」(日本経済新聞社)というのがそれだ。なるほどと納得されると思う。その題名からからして食指を動かさなかったのだが、S氏の推奨もあって読んだ。今回の危機のメカニズム・本質が実に明快に論じられている。

 今回各国中央銀行が連携して素早く流動性を供給している理由もよくわかる。また時価会計適用の一時停止の理由も明快に論じられている。今後ある程度規制強化に向かわざるを得ないこともよくわかる。

 それにしても、アメリカ金融資本支配とでもいうべき、これまでのシステムが行き詰まり、新しいシステムが構築されざるを得ないという転換点にあることは間違いない。新しいシステムの片鱗でも見えてこないと、経済は当分安定しないのだろうと思う。

 果たして、今後の安定的な成長率はどの程度が望ましいのか。また、新たな流動性供給メカニズムはどのようなもものになるのか。しばらく様子を見なければならないし、また、待っているだけではなく、構築していかなければならないわけだ。、


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