W杯サッカー日本がオーストラリアに敗戦したことについて,いろいろな報道がなされている。今朝のサンデーモーニングでは,期待が大きすぎた分だけ落胆が大きい。その期待を盛り上げたのがマスコミだ,という論調であった。当方期待もしていなかったし,落胆もしていない。そんなの期待が大きかったのかどうかすら私にはわからない。確かにマスコミの盛り上げ方が大きいのはわかる。視聴率をとりたいからだろう。踊らされる方がいけないのか,踊らせる方がいけないのか。ま,どちらもどっち,だろうと思う。
ただ,最近のメディアの一面的報道には辟易する。世界的な傾向でもあると思うが,きわめて危うい。サッカーはまだよいとして,政治が怖い。昨年の優勢解散での小泉人気も異常だったが,これを祭り上げたのもマスコミだった。911におけるアメリカの盛り上がり方と,ビン・ラディン掃討のためのアフガニスタン侵攻から,それを支援する危ない国家としてのイラク攻撃に至る,一方的な米国民の盛り上がり方など,どう見ても異常としか言いようがなかった。落胆の結果,アメリカ国民はイラク国民を見捨てることになるのだろうか。
変に盛り上がって,一枚岩になって,その間に報道管制がしかれて,というシナリオは戦前の日本でもあった。もちろん戦前と全く同じ状況で戦争に突入するとは思えないが,よく似たシチュエーションが最近見られるのが心配だ。だからこそ,マスコミ人士には自制してほしいのだが。
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