今日の日経新聞近畿版で,阪神電鉄問題について,住友信託銀行の高橋会長が,京阪の経営諮問委員会で,京阪が阪神と統合すべきだと述べたという。「沿線住民の利便性向上や関西経済の底上げを考えると京阪との統合が最適」と指摘したという。その通りだと思う。阪急と阪神では,どうもしっくり来ない。競合路線を持つものが統合するのがよいのかどうか。それに,カルチャーも違う。その点京阪と阪神の方が親和性が強い。ただ,阪急が革新的だとすれば,京阪と阪神は保守的という親和性だ。保守的だから動かない。阪神はもはやそうも言っていられない状況にあると思うが,それでも未だ動きが鈍い。まさに保守的。保守的なもの同士だからうまく動くかどうか。
財務的に見るとはっきり分かる。阪急の連結有利子負債依存度60%に対し,京阪,阪神ともそれが46%と低い。逆に連結自己資本比率は阪急16%に対して,阪神21%,京阪24%となっている。阪神と京阪は阪急と比べたら,財務は健全だといえる。覇気がないのかもしれない。梅田地区の開発の状況を見ればよく分かる。阪急側は再開発が進んでいるのに,阪神側は変わり映えしない。阪急は負債を利用してでも再開発を進めている。阪神は保守的で借り入れもしないが再開発もしない。だから,村上ファンドにねらわれたわけだ。経営改革の注文がつけやすかったわけだ。
まだ決着がつかないが,今後も注目していきたい。
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