| 2006年02月26日(日) |
立命館大学での「管理」について思う |
立命館大学が急成長したのは、よく知られている。確かに学生諸君も元気になったし、卒業生も喜んでくれている。ただ、時々新聞で報じられるように、問題がないわけではない。一言で言えば、中小企業が急成長して、管理体制がそれに追いつかない、という問題と全く一緒だ。規模が大きくなった割には、旧態依然の管理体制である。組織が大きくなると現場の実態をトップが把握できていない。トップと現場をつなぐべき中間管理職が管理していない。というか、大学という組織は元々「管理」という発想がなかった。そこに問題がある。だから根が深い。
たとえば、実際に機能していたかどうか、機能しているかどうかは別にして、たとえば「教授会自治」なるものがある。それは言い換えると、何事も現場で決定していこうというわけで、ある種の現場主義だと言える。現場によるある種の自主管理とでも言える。職員組織はそれに付随して存在していたと言うべきだろう。だから問題も処理できた。世の中あまり変化していないときは、それで十分に対応できた。ところが、変化が激しくなって、かつこれだけ組織が大きくなると、そうもいかない。現状に対応した組織が作られていない。喫緊の課題と言うべきだが、経営学部教員の中にそれがわかっている人が結構いるが、それ以外ではどうなのだろう。まして、本部機構でその問題について的確に対応できる人材は育っているのだろうか。心許ない。「教授会自治」というお題目を掲げれば解決がつく問題でもない。
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