日経ビジネス誌に『「かまやつ女」の時代』という本の書評が出ていた。そこでの指摘「身分制社会到来の予兆」という言葉に,うなずいてしまった。残念ながらそういう時代に突入していそうだ。「服は全体的にだぼだぼ,スカートではなく色落ちしたジーンズをはいて重ね着している20歳前後の女の子」がそれだそうだ。「高学歴でそこそこの企業に入り,ブランドで身を固めたキャリア系の女性との階層分化が始まったのだ」という。
「階層上昇自体が現実に期待できなくなった」ので,本人が自由に選択しているように見えるかも知れないが,「本人の属する階層がファッションを決める時代に戻っているのだ」という。アメリカもそういう階層社会だが,奨学金などの制度が整備されているが,日本はそうではないと指摘している。社会が固定化し活力を失うと,停滞から衰退へと向かう。T先生の言われるように,少子高齢化の時代「衰退はやむを得ないとしてもイギリスのように美しく衰退したいが,日本は醜く衰退していく」のだろうか。まさにその「予兆」があちこちにころがっているが,ここにも見られる。
|