表彰論文の審査を行った。全く問題なくOKというのもあるけれど,ボーダー・ラインにいくつかが残る。その場合,本当につらい。落とすには忍びないけれども,どれかは落とさざるを得ない。そうすると,形式的に問題のあるのは,どうしても不利になる。泣く泣く,落とした論文がある。
こういう選別はどうしても泣き笑いが生ずる。仕方ない。今日は追試の採点も行った。ここでも2名合格1名不合格となった。ただこの場合は,自分の担当する科目なので,自分一人の責任で採点することになり,誰かとの協議を必要としない。しかし,今後はダブルでの採点に移行していくだろう。日本の場合,近々そうなると言うことにはならないだろう。しかし,意外と早くそういう制度に移行するかもしれない。もちろん,その方が良いに決まっている。
よく学生が言うが,科目によって採点基準が違う。その通りだ。やたら厳しい担当者がいるかと思えば,大甘の担当者がいる。これなどある程度の調整は必要だろう。やはり,ダブル・チェックをする必要があると思う。客観性を担保しないとマズイと思う。でもそういう意見の持ち主は今のところ少数派だろう。まして,手間もかかる。そしてもう一つ,根本的に,学部教育の水準,教育内容にバラツキがありすぎる。教育内容についての議論はほとんどない。担当者任せ,というのが実態だ。担当者の良識に任されている。日本の大学教育にはまだまだ問題が多い。
|