singersong professor KMの日記

2004年11月23日(火) レフェリー論文

 最近は学会誌などレフェリー付きの論文が増えてきている。私も投稿したことはあるが,レフェリーを依頼されることも多い。その分野が自分の得意分野であれば,すぐにも判断が付く。しかし必ずしもそんな分野ばかりのレフェリーを依頼されるわけではない。関心はあるが,必ずしもしっかり勉強したことのある分野でない部分についてレフェリーを頼まれることもある。特に日本の場合はわれわれの分野の研究者の層は薄い。そう言うときは,自分の勉強にもなると思って引き受けることがある。

 で,多くの場合,若い人の論文が多ようだ。どうも納得のいかないものも多い。リジェクトしなくても,条件付き掲載を認めるとしても,注文を付ける必要がある。そうすると,結構勉強しなければならないことがある。勉強していくうちに,こちらが論文を書けるほど詳しくなることもある。

 以前のことだが,かなり注文を付けて,やりとりをしたことがある。なかなか思うような修正はして貰えない。そういう場合,まあこのあたりでよいか,というところで手を打って,逆に,書くならこう書くべきだというものを,こちらで論文を書いてしまったことがある。おかげて1本論文を書いてしまった。これなどレフェリー制度の副次的効用のように思う。いずれにせよ,これで学会のレベルが向上していくことは良いことだ。今後国内でもますますレフェリー制が一般化すると思うし,そうあるべきだと思う。


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