敦賀に住んでいる卒業生K君から,次のようなメールが来ました。
「こんにちは。 とうとうおきました、関電の原発での死亡事故。 わたし自身もタービン建屋のなかには2次系なのではいったことがありますし、見学者のコースにもなってるところです。 わたし自身、当日は発電所に近いところおりまして、救急車をみて水難事故と思ってました、その後用事で敦賀病院にいけば看護婦がばたばたしはじめ、大きな交通事故かなと思っていたら 県警はくるはマスコミがあつまるはで、てんやわんやの騒ぎがはじまり被災者の所属企業の社員をみましたので、やっと発電所で隠しようのない労災事故かと思いがいったんですが、あれほどのものとは想像できませんでした。 内部に詳しい人にきくと、発生時間が1時間前後していたら、犠牲者は数十人になっていたろうとのことでした。関電の機械補修課の課長はエリートのようですが、刑務所行きも可能性ありますから、人生いつ暗転するかわかりませんね」
私はこの事故で感じたままを同君にメールして送り返しました。すなわち,このような内容のメールです。
「K君に被害はなかったようですね。一安心です。それにしても,この間の報道を見ていると,関電の(きっと関電に限らないのでしょうね)ずさんな管理体制に驚かされます。
要は,組織のタガがゆるんでいること,現場軽視のトップ,それでいて現場には何の権限も与えていないのでしょう。きっと現場レベルでは危険は感じられていたのだと思います。一度現場の人に聞いてみられたらよいと思います。報道では「なぜか見過ごされていた」ことになっていますが,きっとそうではない,と思います。現場が具申しても,上は取り上げてくれなかったのだろうと思います。
現場から見て「上」と言っても,それは中間管理職でしかありません。彼ら中間管理職は,その上のご機嫌をうかがってばかりいる。コストのかかる対策はできるだけ先送りして,上のお気に入られるようにする。その結果,危ないと現場で感じられていながらも事故が起こるまで見送られてきたのだと思います。おそらく私の推測は正しいのではないかと思います。
現場の人に確かめていただければ,私の推論が裏付けられるはずです。最近企業経営の現実を色々勉強するなかで,そういうことを確信するようになってきました。誰が悪いというより,組織の問題だと思います。つまるところ,トップの責任と言うことになるのでしょうが。」
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