事務局からの電話で,馬鹿馬鹿しい思いをした。支出の処理基準が違うので伝票が2枚必要だという。聞いてみたら,メモリなどは消耗品だが書籍は資産処理するとのこと。ところが,メモリなど数千円から2,3万円はする。これは消耗品扱いだという。ところが,書籍,たとえば文庫だとか新書でも,資産扱いだという。片や定価800円の新書が資産で,他方定価1万円のUSBメモリなどが消耗品だという。
全然おかしい。書籍を全て資産扱いするのは全くおかしい。税務上も金額で区別する。これが当然の処理だと思う。ところが,大学の経理規定(これは当大学で勝手に作っているものだろう)によれば,書籍と文具という旧来の基準しかないようだ。で,メモリは文具扱いになるようだ。税法上10万円未満の資産の場合経費処理をすることが認められている。これが当然ではないのか。もちろん,セットものなどであれば,セットで考える必要があろう。単品で800円の新書を資産扱いするのは全く理解できない。
仮に資産扱いをしても,当然資産管理できない。資産台帳に載せるわけではない。以前は資産台帳に載せていた。余程書籍が貴重品扱いの時代の名残だったろう。今やそんな時代ではない。だから,退職時にその本をライブラリに持ち込まれても,お引き取りいただくことになっている。とても整理できないからだ。整理する手間を考えると廃棄するか,お引き取り願うのがベターだからだ。
それでは,どうして800円の新書を資産扱いするのか。おそらく,職員の裁量の範囲内だと思うが,金額というハッキリとした規定がないから,混乱するのだろう。大学と言うところは,相変わらず前例踏襲だ。立命館大学のように激しく変わっているように言われているところですら,この有り様だ。というか,規定が明確でないのは,官庁がそうであるように,じつは当事者の裁量の余地が大きいわけで(それが官僚の権力の源泉なのだが),大学で言えば,大学の官僚の権力の源になりうるのだ。
何事も明確にしないのは,ある意味で,便利なときもあるが,この場合は不便この上ない。
|