昨日ようやく,証券経済学会全国大会の共通論題報告を終えた。かなり過激な意見を述べたけれども,厳しい反応はなかった。拍子抜けした感じだった。島田克美先生が言われたように,この頃の学会は,論争を好まない。問題ではあろう。日本経済・日本政治の弱体化につながる恐れなしとしない。
私の師匠筋に当たる岡部利良先生は論争好きだった。こういう昔の先生方は結構論争されていたと思う。学会にも活力があったのではなかろうか。先生はご自宅にうかがっても話の成り行きによっては,論争とまでは行かないが,議論をふっかけてこられた。当時若造だった私にさえ議論をふっかけられた。恐縮したものだ。
とりあえず,学会報告を終えたことで落ち着いた。とくに大阪オフィスでの社会人大学院も同時並行だったので,気分的にも時間的にも忙しかった。直前の1,2週はゼミ生諸君には申し訳ないが,十分対応できなかったように思う。今日の3,4回生ゼミもそういう意味では,準備不足だ。有能なゼミ生諸君の自発的な発表に期待しよう。
そんなことを言いながら,秋からの大阪での関経連関係のセミナーを依頼されて,先日引き受けてしまった。何事も勉強だと思っている。いろいろな人と接して損はない。先日も証券会社の人と話をしていて,すごく考えておられることを知って,うかうかしていられないと思ったものだ。何か動いていると,何かを気付かされる。そして,自分の勉強不足を思い知らされる。これがまた,きっかけで勉強できれば,幸いだと思っている。
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