singersong professor KMの日記

2003年04月10日(木) JR大幅遅れ

 今日は大学へ着くまでに大変疲れた。なにせ,家から大学まで2時間あまり。通常の2倍かかった。京都駅で神戸線内車両故障のため電車を待つこと50分。当然南草津からのバスも満員で乗れず,次のバスまで15分待ち。なんやかんやで,2時間かかった。ホントに疲れた。1時間以上立ちっぱなしはつらい。

 その間,「転んでも只では起きない」精神で,読書したが,やや集中力に欠けていたようではある。リチャード・ヴェルナー「虚構の終焉」PHP研究所,2003年,というので,要するに,バブルとバブル崩壊後の長期不況の責任は日銀にあるというもので,結構説得的でした。少し難解ですが,結論的にはかなり賛成できました。

 不況の犯人は経済学である。経済政策である。経済学の教えるところ,構造改革が必要だという。そして,経済政策面では手を拱いている。これが実情だというわけだ。その通りだろう。小泉首相も景気回復よりもまず構造改革を叫ぶ。構造改革,構造改革の,一点張り。これで景気が良くなるはずがない。

 閑話休題。

 イラクの戦争は終わった。ブッシュの勝利。アメリカ帝国の勝利。次の標的は何処だろう。何せ,アメリカから見て22カ国も標的となる国があるという。当面,シリアだろう。リビア,北朝鮮,キューバ,イラン,次々とやり玉に挙がりそうだ。帝国はこのように力づくで形成されるもののようだ。だからこそ帝国なのだろう。米ソ冷戦(cold war)時代は終わり,hot warの時代に入った。にらみ合いではなく,実力行使。力のあるものが弱い国を圧倒する。「アメリカ帝国万歳」(!?)。でも,これって許されるの?


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