部長motoいっぺい
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| 2003年04月09日(水) |
コミカレにて(日本vs韓国) |
本日はコミュニティー・カレッジの2回目。
お題は ・イラクの人々がおかれている状況について ・オスカー賞をとった映画「ピアニスト」について ・アメリカと母国の文化の違いについて
イラク問題については、 「自分の国が他の国に「侵略」されたらどう感じるか」 という質問。
ただでさえ微妙な設問なのに加え、僕のクラス8人の中には日本と韓国の学生がそれぞれ2人ずついる。 仕方がなく、唯一のおじさんである僕が口火を切る。
「日本は韓国を侵略した過去があり、日本人と韓国人がいる中でこの話題を話すのは、とても難しい」
「ただ、戦争から50年以上たった今日でさえ、お互いに触れにくい空気を作り出しているのはとても悲しい事だよね」
と無難にまとめたつもりだった。 しかしそこで、講師のエバが
「その時の日本政府は、今のアメリカのように朝鮮を「守る」とか言ってたんじゃないの?」
と話を今のイラク問題とつなげようとした。 そこで僕は、
「確かに当時の政府は「欧米の侵略」から中国・朝鮮を守るということを「言い訳」にして、韓国を侵略した」
という発言をし、残り二人の日本人学生もうなずいてくれた。 しかし、どうやら韓国の学生は「僕たちがそう(韓国を欧米から守るために、日本は韓国を併合したと)思っている」と勘違いしたらしく、二人で顔を見合わせていた。
次に発言を求められた韓国の男子学生は、日本が朝鮮人から朝鮮語を奪って日本語教育を強制したことなどを例にあげ、過去の日本の侵略を野蛮な行為として非難していた。
嫁も別のクラスのとき、同じような話の流れになったことを経験しており、この手の話は日本人は肩身が狭いということは聞いていたが、2回目のクラスにて経験するとは思っていなかった。
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