部長motoいっぺい
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昨日、オヤジに対する告知が行われた。 僕とオフクロも同席して、手術を執刀した先生から丁寧な説明を受けた。
全く転移がないと信じていた(信じたかった)オヤジにはとても酷な告知ではあったが、動揺するそぶりも見せずしっかりと先生の説明をオヤジは聞いていた。
本当に尊敬します。
説明を受けたあと、オフクロは目を真っ赤にしていたのでお手洗いに逃げ込み、僕とオヤジだけが先に病室に戻った。 オヤジは僕に
「俺は今のレベルの抗がん剤の治療で充分だと思っているんだよね」
「副作用の無い範囲で、一番強いものをやってもらえば?」
「いやぁ・・・いまのが丁度いいと思うんだよね」
「そんなこと勝手に決めちゃだめだよ。負担の無い範囲で強い抗がん剤をやるって言えば、オフクロも安心するんだから!自分のことだけじゃなく、オフクロのことも考えなきゃ。」
「・・・」
結局、僕の提案がオヤジの中で承認され(笑)、強い抗がん剤を試してみることになった。 ↑「オフクロが心配する」と言ったことが効いたかな?
ところで今回の僕の一時帰国は、オヤジに対しては
「東京への出張ついでにお見舞いに行く」
という話にしておいたのですが、昨日帰り際の
「明日アメリカに帰るのか?」
というオヤジの質問に対して、おフクロが
「そうそう、忙しいから早く帰らないとイケナイのよね」
と間髪入れずにオヤジに答えてしまいました。
土曜日夜に到着して、週末と月曜日にお見舞いをして、火曜日に帰国するなら、僕はいつ仕事をするのでしょうか(笑)
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