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2003年11月24日(月)
あずみ

DVDが届いたので早速観ました。

忍者の映画であること。
上戸彩さんが主人公を演じられているということ。
オダギリジョーさんが敵方を好演されているという情報だけで、
お話がどんな内容かもあまり知らないで購入しました。

その感想は...

2時間20分という長い筈の時間が、あっという間に過ぎました。


何が正義で、何が悪いことなのか。
分からないという部分では、今の仮面ライダーと通じるものがあります。
上戸さん演じる主人公の少女、あずみも、そんな疑問を師匠や仲間の前で
声にしました。

カムイと同じで、忍の世界の厳しさが見事に描かれていたし、敵の中にも
冷酷だけど残酷でない人物がいたり、良く出来ています。
カムイとの違いは、疑問に感じながらも、使命を守ろうとするか、自分の
信念のままに生きるか、そういう部分だと思います。
ですので、あずみが必ずしも正しい生き方をしているのか?といえば、
そうではないでしょう。だけど、当時の時代背景、育った環境等、あの
ように生きるしかなかったのかもしれません。


この映画の一番凄いと思ったのが、カメラワーク及び映像の技術。
早く流すところ、止めるところ、その繰り返しが、物凄いスピード感を
表現していました。

テレビの放送でも、こういった映像見れるといいのですけど、やはりお金
と時間がかかるから無理なんでしょうか?

上戸さんは、アクションシーンの殆どをご自身で演じられたそうで、
カメラワークやCG等の技術に支えられていたとはいえ、大変な撮影
だったと思います。

もし、二作目が作られるのであれば、今度は劇場で観たいと思いました。


追伸:

あずみは、ちょっと残酷な描写が多いので、あまり小さなお子さんには
お見せにならない方が良いと思います。
劇場公開時は年齢制限とかあったのかな?


追伸その2:
ボーナスディスクを観ていたら、年齢制限は無かったようです。

ボーナスディスクも2時間近く収録されていて、制作側の色々な
意見がきけて面白かったです。
みんな真剣で、だからこそ活発な議論も発生するし、よりよいものへと
変化していけるのですけど、外からみたら、ただの喧嘩に見えるのかも
しれません。

僕も、最近は抑えておりますが、昔は、結構、言い争いをしました。
全く喧嘩しているつもりはないし、相手をやり負かしてやろうなんて
気持ちはないのですが、こちらを納得させる意見がない場合は、とことん
戦いました。相手が地位のある人だろうが、後輩だろうが、関係ありま
せん。

ただ、そのままではいけないと少しずつ気がついてきて、どうやったら、
相手の考えを自分の方に引き付けてこれるのか、そう考えるように変わ
ってきました。

でもね。
人って本質まで変われないと思います。
このボーナスディスクをみていて、そういう現場で自分も戦ってみたい
と思ったし、羨ましくも感じます。

ライダーの現場もそうだけど、スタッフ&役者全体で、大袈裟に言えば
生きるか死ぬかぐらいの気持ちでぶつかりあった方が、その後の一体感
とか素敵なものになるのではないでしょうか?

意見して、妥協できない部分(こだわり)って、最後まで埋まらないと
思います。自分の意見をもっていない人が、創造的な作品をつくれる訳
ないですから、意見と意見のぶつかり合いって、絶対生じてくる筈です。

そんなとき、最後、何とかなるか、ならないかの差って、お互いの信頼
関係、どこまで相手に惚れられているか ...ってことではないかなぁ
〜と思いました。


実は、DVD特典のボーナスディスクってよく観たことがありません
でした。今回のあずみが初めてです。
本編を一度観て、次にボーナスディスクを観て、最後にもう一度、本編を。

とてもよく理解出来た気がします。


しかし、日本の映画もここまで出来るんだったら、ハリウッド怖くない
ですね。今年観た劇場作品の中では、いちおしの作品です。

個人的にはマトリクスよりも断然、あずみの方が上。
見終わった後の余韻。
全編に流れている悲哀が、日本人向きなのかも?