笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

I, Nietzsche - 2021年10月05日(火)

親知らずに起因すると見られる歯痛、頭痛に連日悩まされ、心が折れている。
もしも今、大きな苦痛を伴う闘病生活を送ることを求められたのならば、躊躇なく自死を選ぶのではないかと思う程。
病は気からと言うが、そうまでして抗う気概など今の自分には微塵も無いような気がする。

コロナ渦の功罪か、この時期に自分の働く部署に大卒の新人が配属されることになり、自分がメンターを担当することとなった。
メンターが何なのか、自分の役割が何なのか、いまいち分からないまま受け入れが始まり、右往左往している。
しかしながら、自分がサラリーマンになりたての頃の挫折、苦痛など、骨の髄まで染み込んだ、私の心の十字架が疼かずにはいられない。

ただただ辛かった。
同期の中でも順調に課題をこなしていく人、部署の中でも優秀な活躍をしていく人を横目に、自分はただただ低空飛行を続けたんだった。
それを何となく抜け出せたと感じるまで、おそらく5年は掛ったような気がする。

新入社員を代表して挨拶する大役を任され、淀みなく言葉を紡ぐ姿を見て、自分なんかよりはるかに明るい未来が待っていると思いながら、地底を這いながら何とか生き永らえてきた自分の人生を、不格好ながらかの人生に投影することができたらなと思う。


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