かなしいうわさ
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2006年02月21日(火) 515

電気用品安全法(PSE法)なるものが...
日本はどんどんモノを大事にしなくなっていくのだな。うんざりだ。

これの関連で一番納得した意見はk_turnerさんのこちらです
http://d.hatena.ne.jp/k_turner/20060218
http://d.hatena.ne.jp/k_turner/20060219

とりあえず署名した。バナナホールの件もあってなんだか署名づいていますが、押し付けるつもりは毛頭ないっすよ。バナナホールの署名は一万通集まったそうです。少しでも足しになれば良いのだが。










資質の似ているふたりが、アルバムを同時期に出した。

Cat Power /The Greatest
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Beth Orton /Comfort of Strangers
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どちらも良い出来。そしてどちらも何時もとちょっと違う。キャット・パワーはメンフィス・ソウルの血を入れて、あたたかさとおおらかさを引き寄せた。べス・オートンはジム・オルークを迎えて、緻密に作りこまれた音で潔癖さを手に入れた。俺の好みは、圧倒的にキャットパワー。買ってから、毎日飽きることなく聴いている。凛とした声質と歌い方に垣間見られる柔らかさとキュートさがソウルな音にとてもよく馴染んでいる。ほとんどの曲がスロウ〜ミドルテンポで統一されているからか、アルバム一枚あっという間に聴き終えちゃうんだよな。ずっとこんな感じでやってくれないかな。 
べスもかなり気に入っている。清潔な音像、それを突き抜けて要所で飛び込んでくるべスの声の擦れ、こわれ、裂けめ。これがとてもいい。セクシー。曲の出来は前作や前々作あたりの方が良いような気がしつつも引き込まれる。これがジム・オルークの魔法なのか。






ほんで、その流れでこの人のアルバムもよく聴いている
Bettye Lavette /i've got my own hell to raise
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ベテラン(44年のキャリア!)ソウル・シンガーが2005年にリリースしたアルバム。ジョー・ヘンリーがプロデュース。ジョーヘンらしいキビキビした音になっているが、それを突き抜けまくるベティの塩っ辛い唄がじんじんと沁みるんだ。その感じが上のべスのアルバムに似ているのな。(ただ、こちらには一寸演奏ウルサイよ!という曲もあるにはある。) ベティさんの色が濃すぎるので意識しないで聴いていると全然気がつかないのだけど、白人シンガーソングライターのカバーアルバムになっている。シンニード・オコナー、ルシンダ・ウィリアムス、フィオナ・アップルなどなど、なかなかカッ飛んだチョイス。なかでもラストのエイミー・マンのカバー「Sleep To Dream」には痺れるね。







ほんでその流れで...という具合に女性ソロばかり聴いているこの頃です。
眠い。マリプミルクを飲んで、お休みなさい。









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