かなしいうわさ
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2004年08月07日(土) 317

フジの感想は別の場所にまとめます。できれば今日中。
ラジオは通常営業に戻りました。




ほえる犬は噛まない
韓国の映画。最高。最高。もう絶対に観た方が良いですよ。 なんてことない映画なんだけど、そのなんてことなさが絶妙の湯加減で素晴らしい。ふだん生きている日々というものは大抵はなんてことない。もちろん日常はハードだけど、ハードであることなんて当たり前で、なんてことなくないことも含めてなーんてことない。そのなんてことない日々を、なんてことなくない視点で見事に切り取る言葉や表現などに出会うと、ふだんのなんてことない日々がいとおしく感じられるような気分になって心震える。なんてことない日々をなんてことある切り口で見るなんてふだんからみんなやっていることで、それは俺の好きな個人サイトをちらりと眺めたり会社の人や友人と仕事したり喋ったりするなかで皆頑張っているよなぁといくらだって感じられることではあるけれど、映画でそれをうまくできているものって少ないなぁと俺は思っていたので、うまくできているこの映画に出会えたことがすごく嬉しい。とても愛おしい映画。小田扉のマンガに通じる愛おしさ。








Keller Williams /Stage
フジのアヴァロンステージで20分くらい観れた。今年のベストアクトのひとつ。ディレイを使ってギターやらベースやらパーカッションやら掛け声をループさせて音を作っていくんだけど、その音は「ひとりフィッシュマンス」と言ってしまいたい程の伸びやかさとかろやかさがあって、フワフワと踊れる。フィッシュというよりフィッシュマンズ。語弊あるかな、まあいいや。 
ギター一本で押し切る曲も、ドラマーやベーシストはいないのに、まるでドラムンベースのようにうねるベースとしなやかなドラムが鳴っているみたい。滅茶苦茶踊れる。ぷくぷくして可愛い風体してるけどなめちゃいけないね。






Andy Hamill /Bee For Bass
4Heroとかそこらへんのニュージャズ関連の作品によく参加しているベーシストの初ソロ。基本はジャズなんだけど、すかした感じは皆無。フューチャーとかスピリチュアルとか言い出しそうになくて、とても馴染める。バカテクながらハンドメイドなあったかさ。豪華なゲストに勝手気ままに歌わせている。一番良いころのムーンフラワーズや、松永さんの「メインマン」を思い出したり。



カセットコンロス /パラボラ
フラメンコの仙人たち -アグタへ・ファミリーの一夜
キヨシローmeetsデガショー /Hospital





ではこれから「茶の味」(←音鳴ります注意)を観てきますよ。




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