突然の雨に微妙にやる気をそがれながらも、シスター2と行って来ました「ヴァン・ヘルシング」。 以下ネタばれ含みの感想です。興味のある方は反転でどうぞ。 クラシカルな音楽、古城、吸血鬼、フランケンシュタイン。しょっぱなからいろんなもの混ざってますが気にせず観ました。ドラキュラ伯爵花嫁三人もいるのかよくそうハァハァ。 で、オープニングの後ヴァン・ヘルシング登場。「聖人」とも「人殺し」とも呼ばれるモンスターハンター。渋くて黒づくめで、強そ……じゃないよ、弱いよ! 最強とまではいかずとも、それなりの腕前であると明示されてる主人公が初回のザコ敵(これがハイド氏というのもすごいですな)にそんなに遅れをとって大丈夫なのかしら(汗) と思ってました。 でも最後まであんまり強そうじゃなかったですヘルシングさん。いろんな武器を駆使して戦う姿がかっこいいんですけど、モロ肉弾戦となると他の人と同程度にやられていた印象。 相手が化け物揃いなんで無理もないと言えばないのですが、ヒロインのアナたん(美乳)も同行者のカールたん(へたれ)も決して強くないのでものすごく分が悪い戦いの連続です。全体的に落下シーンとロープアクションが多くて「もうこんなの絶対普通の人間には無理」なこともやってるんですが、相手はびゅんびゅん飛んでるのでやはり分が悪く…… 最後、ウルフマンになってやっつけるわけですけど、そこに至るまではヘルシングさんが出て来ても安心出来ないのがつらかったです。プラス「ガブリエル」だの「長い因縁」だのドラキュラ伯爵の残した言葉が消化不良。これ、もしかしてシリーズ化する気なんでしょうか。教えてから死んでくれ伯爵。 吸血鬼の赤ん坊など面白い設定もいっぱいあったんで、そこは斬新で面白かったです。しかしラストできれいに落ちるんだろうと思って、オチを予想しながら観てたんですが見事に突き放されてしまいました。 ウルフ化を解く薬は間に合わなかったけれど、そこでヘルシングさんの因縁の元にもなった隠された力が! とか思ってたんですが……アナたん(泣) ベタでいいからあのままくっついて欲しかったよう(泣) 色々文句も付けましたが、ラスト間際までは結構お勧めです。化け物と美女がいっぱいな中世ファンタジーを好きな方は楽しめると思います。後、グロい画面が平気な方も。私はちょっとダメなんでたまに「うええ」と思ってましたが;
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