たわごと日記

小野上明夜 HOME

映画・その光と影
2002年06月29日(土)

映画館で「少林サッカー」「模倣犯」、ビデオで「ウォーターボーイズ」「フロム・ヘル」を見ました。以下ネタバレ含む反転トークが続きますので、興味のある方はドラッグしてご覧下さい。


観た順に、まず「少林サッカー」。面白かったですー!
B級です。確かにB級ですが、あそこまでやってればいいです(笑)脚本・演出・キャスティングと見事に隙なく組み立てられた世界にクラクラしました。合わない人は絶対合わないでしょうが私は好きですv
比べたら怒られるかもしれませんが「ロック・ユー!」に似てる感じがします。王道の快感。ただ文化の違いか「少林サッカー」はやたらリアルかつ徹底的に主役側がボコボコにされるシーン(しかも相手は素手じゃなく)が多かったですが。
全体を通してエンターテイメントってこれだなあ、と思わされました。私には絶対書けない世界だ…

で、これと対になる(苦笑)感想が出るのが「模倣犯」。
ええとですね。
ヒロミがすごくイヤなんですけど(泣)
といいますか、主演ピースというだけあってピース寄り、というかピースラブv みたいな空気を全体的にかもしているのですなこの映画は。ラストの変更のせいもあって、どうもピースさんの勝ち逃げという感じで(そもそもこの変更のせいでタイトルの意味が半減してるんじゃないかとも思いますが)。
あの辞書みたいな話を二時間半にまとめるのは大変だったでしょうが、どうにもそのまとめ方がハンパで分かりにくかったです。時々かかる映像効果とかも謎。CGはいいのでもう少し事件の経過とか背景とかを説明して下さい… 私は原作読んだから分かるけど、映画で初めてこの話に触れる人は多分展開についていけないぞ…
五人でこの映画見に行って、私を含めて三人が原作読了済み、残りの二人が未読だったのですが、前者はブルーになり後者は案の定「ワケわかんない」で終わってしまった模様。これでいいの? (汗)

ここからビデオ「ウォーターボーイズ」。青春っていいネ、という青春映画。明るく楽しく元気良く、青春もの好きのシスター1大興奮の一本でした。
私も結構好きですこのノリv もっと暗いトコがあるのかと思ったら意外にそうでもなくて、楽しいまんまラストまで突っ切ってくれたのが逆に良かったです。アフロ→坊主になった佐藤くんがステキ。彼に惚れてる可憐(笑)な少年(幼稚園からの幼馴染らしい)など何気に腐女子萌な部分もあったりして(笑)
元気な邦画を久々に見たのでちょっと心温まりました。

最後は「フロム・ヘル」。コナンに続き(いやこっちのが先ですが)切り裂きジャックネタ。
血がドバドバ内臓デロンという個人的に苦手なスプラッタですが、この時代のイギリス好きなので楽しく(……)観れました。アヘン中毒の警部がカワイイ(いや「シザーハンズ」も「スリーピーホロウ」も好きだったからつい…) 娼婦のおねーちゃんたちもたくましくて男前でしたが。
話より映像美に浮かれた映画でした。ファンタジー好きの血が騒ぐというか(笑)




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