春夏秋冬。


あのね、あたしがあの人を好きになって、一年経ったんだ。
気付けば一年、いつの間にか一年、そんな感じ。
ホントあっとゆー間な気がするよ。
だってあの人と出会ったの自体、ついこの前みたいなのに。

あたしが彼に初めて惹かれたのは去年の秋。

秋の終わり、もしかして好きなのかな、って思って。
そのまま冬と共に、あたしの気持ちは深まっていったんだ。
だけど春が通りすぎる頃には、あたしは彼を好きになりすぎてた。
わけもわからず限界がきてサヨナラをしたの。
あたしは彼のコトを一方的に想いすぎた。


彼の左手に光るリングは、

あの頃のあたしを突き放すには十分だったんだ。


だけど彼は、最後の最後で優しくてさ。
違う人を好きになろうとしたけど、頭の中にはいつも彼がいた。

平然とした顔して横目で彼を追い続けた初夏。
涙でぐちゃぐちゃになって、消えない想いを実感した真夏の日。
苦笑いで戻ってきた今年の秋の初め。

全部全部、どの季節にもあの人が溢れてて。
もう逃げられなくなっちゃったんだよ。
いつも思い出せるんだもん、去年の今ごろのこと。
それって幸せだけど切ない。


あーぁ、早く寝なきゃ明日起きれなくなっちゃうや。
こんなこと考えててもしかたないのにね。

なんかダメだね、あの人のことになると。
早く早く、思い出を塗り直さなきゃ。
新しい思い出はね、今度こそ笑顔でいっぱいにするんだ。
2003年12月08日(月)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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