白百合に囲まれて。


今年もこの日がきたね。

毎年毎年この日に、増やし続けた耳の穴。 

今年はやらなかったんだよ。


今日という日を忘れられるはずなんてなくて。

だけど、あの子には何て言ったら良いかわからなくて。

ごめんね、あたし、何も言ってあげられなかったね。

あたしなんかより、生身の彼をたくさんたくさん知ってる彼女。

その想いは計り知れない。


今年もこの日がきたね。

来年、あたしは彼の年を越えてしまう。

当たり前のように流れる月日が、悲しくて。

過去になるのが恐い。

忘れるわけなんてないけど、、、
2003年10月31日(金)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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