ぽつん。

限界が、きてたのかもしれない。
あたしはいつも笑ってて、人懐っこくて。
活発に喋って、それなりに今ドキで、そこそこ遊んでる女。
それが今、あたしが被ってる仮面。
そんな、顔を作ることにはもう慣れちゃった。

少し前までいつも傍に居てくれた存在が、今は少し遠い。
距離が恐いわけじゃないよ、ただ寂しいだけ。
距離と一緒に心が離れて行くなんて思わないけど。
でもね、どうしよう、タイミングが掴めない。

寂しいから会いたいって、言いたいのに。
一人は嫌だよって、言いたいのに。
ねぇ、これってわがまま?

ひとつのベットで、手を繋いで寝るのが好き。
髪の毛をそっと梳いてもらうのが好き。
自分以外の体温が、凄く心地良くて。
鼓動に合わせてゆっくり息をして。
そうしてるとね、寂しいのなんて全部、飛んでっちゃうんだ。

急に涙が出てきちゃって、驚いた顔してたなぁ。
あたしもビックリだったんだよ。
人前で泣いたのなんて、何ヶ月ぶりかだもん。
『泣き虫ちひろ』の汚名を返上したはずだったのに。

あのね、寂しいの。
誰かと一緒にいないと、消えちゃいそう。
でも、誰にも言えないの。
あたしね、一人で泣いてるしかないみたい。

一緒にいれないって、解ってるから。
好きだからこそ、困らせたくないって思うんだよ。
キミにもキミの生活があるから。
あたしはもう大丈夫だから、って言いたいのに。
ごめんね、全然あの子と変わんないみたい。

限界が、近いみたい。
お手軽な温もりでいいから、あたしに頂戴。

ねぇ、ねぇ、ねぇ、困らせてごめんね。
2003年10月05日(日)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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